さくさべ坂通り診療所

取材:平成26年10月31日

大岩 孝司 さくさべ坂通り診療所 院長

鈴木 喜代子 氏 同 副院長

がんの末期を生き抜く人の尊厳は守る

私たちが診ている患者の30%は痛みがなく、それ以外の半数は麻薬を使う必要がない。仮に痛みが出たとしても薬で緩和できる。生きること・生活をすることへの支援が緩和ケア。

込み入いった疼痛の理由を解きあかす

がんによる痛みが耐えがたくなってもその原因は全人的考えで追及する。患者とは意志の疎通を絶やさず信頼関係を築いた緩和ケアを大事にする。

深い持続的な鎮静は安楽死

全人的ケアは言葉の上では共通理解されているが、それを具体的に実行するプログラムが無いので医療現場で機能していない。それを繋げるプログラムにSTAS(スタッス)等の導入を構想している。

疼痛とせん妄

痛みとせん妄は、がんの終末期には大きな問題である。

取材:平成23年4月6日

在宅ホスピスを牽引する診療所

緩和医療のあるべき形は、在宅緩和ケアであると認識したので診療所を開設した

緩和医療は、死を見据えた医療である  座 談 会

病院の緩和ケアと在宅のそれとは、解決しなければならない問題が違うという認識がない。